EPB/ERB2

EPB-ERB2エアクリーナーレンジは信頼性と耐久性が向上し、メンテナンス性も改善されています。 RadialSeal™エアクリーナーは、コンパクトさとコスト効率の良さを兼ね備えています。

特徴

• 全プラスチック製またはハイブリッド（金属製の本体とプラスチック製のカバー）のエアクリーナー
• 定評あるRadialSeal技術
• 外部プレクリーナーを追加可能
• サービスインジケーター用のスレッド付きポート
• メディアとフィルターライナーの端を覆う一体成形のエンドキャップがフィルターに付属し、メディアシールをしっかり確保
• フィルターがハウジングの排出管に密着して堅牢なシールとなり、別途シーリングガスケットは不要

メリット

• 耐久性と信頼性、メンテナンスが容易な設計
• ボンネット下の狭いスペースに設置可能な柔軟な取り付けオプション
• コンパクト、軽量、コスト効率の高い設計

用途

• オンハイウェイ車両や予備発電機一式などのライトデューティー用途
• プレクリーナーと組み合わせると、中度および大型用途で使用可能
• 水平または垂直配置可能
• エンジンにさまざまなエアフロー量を供給： 2～65m³/min / 70.6～2,295.5 cf/min
• 温度許容度： 
  • 83°C/181.4°F（連続使用）
  • 105°C/221°F（断続使用）

このメンテナンス情報は、ベストプラクティスガイドとして提供されています。 これは、お使いのエンジンまたは車両メーカーが提供するメンテナンス説明書に代わるものではありません。

1. フィルターを外す 
   メンテナンスカバーを緩めるか外します。 フィルターが排出管に密着して密封状態が作られているため、瓶のシールを破ったときのような初期抵抗が生じます。 フィルターの端を慎重に前後に動かしてシールを破り、その後真っ直ぐに引き上げながら回転させます。 フィルターをハウジングにぶつけないでください。
   
   エアクリーナーに安全フィルターが付属する場合は、プライマリーフィルターの交換3回につき1回の頻度で交換してください。 プライマリーフィルターと同じように安全フィルターを取り外します。 フィルトレーションされていない汚染物質がエンジンにこぼれ落ちないように、エアクリーナーの排出管に必ずカバーを付けてください。
   
   
2. 排出管の両面を清掃し、Vacuator™バルブを確認する 
   きれいな布でフィルターのシーリング面と排出管の内側を拭きます。 シーリング面に汚染物質が付着するとシーリング効果が薄れ、漏れの原因となる可能性があります。 新しいフィルターを挿入する前に、汚染物質が完全に除去されていることを確認してください。 排出管の内側に汚れが誤って侵入すると、エンジンに侵入して摩耗の原因になります。 エンジンメーカーは、ほんの数グラムの汚れがエンジンの「粉塵」汚染を引き起こすと話しています。 チューブのシーリング部分を破損しないように注意してください。
   
   エアクリーナーにVacuatorバルブが装備されている場合：
   目視点検し、実際に押さえつけて、バルブが柔軟で、反転、破損、目詰まりがないことを確認します。 
   
   
3. 古いフィルターに漏れの兆候がないか点検する 
   漏れの兆候がないか古いフィルターを目視点検します。 フィルターのきれいな面に粉塵で筋が入っているのは、漏れの兆候です。 新しいフィルターを取り付ける前に、漏れの原因を取り除いてください。
   
   
4. 新しいフィルターに破損がないか点検する
   新しいフィルターをよく点検します。シーリング部分である開口端の内側に注意してください。 破損したフィルターは絶対に取り付けないでください。 ドナルドソンの新しいRadialSealフィルターのシールにはスムーズに取り付けられるように乾式潤滑剤が付いている場合があります。 
   
   
5. 新しいRadialSealフィルターを正しく挿入する 
   安全フィルターのメンテナンスを行う場合は、プライマリーフィルターを取り付ける前にこれを所定の位置に固定してください。
   
   新しいフィルターを慎重に挿入します。 フィルターを手で固定します。カバーを所定の位置に固定する前に、フィルターがエアクリーナーハウジングに完全に収まっていることを確認します。
   
   重要なシーリング部分が若干伸びるため、自動調整が行われ、シーリング圧力が均一に分散されます。 しっかりと密封するには、柔軟な中心部ではなく、フィルターの外縁に手で圧力を加えます。 ウレタン製エンドキャップの中央を押さないでください。 シールを保持するためにカバーに圧力を加える必要はありません。 フィルターを所定の位置に押し込むときに、メンテナンスカバーは絶対に使用しないでください。 カバーを使用してフィルターを押し込むと、ハウジング、カバーファスナーが破損し、保証が無効になります。
   
   完全に装着される前にメンテナンスカバーがフィルターに当たる場合は、カバーを取り外し、フィルターを（手で）エアクリーナーの奥にさらに押し込んで、再び試してください。 カバーは通常の力で装着できます。
   
   フィルターを設置したら、メンテナンスカバーを固定します。
   
   フィルターを所定の位置に押し込むときに、メンテナンスカバーは絶対に使用しないでください。 カバーを使用してフィルターを押し込むと、ハウジング、カバーファスナーが破損し、保証が無効になります。
   
   
6. コネクターがしっかり装着されていることを確認する 
   エアクリーナーシステム全体でバンド、クランプ、ボルト、接続部がすべてしっかり装着されていることを確認します。 配管に穴がないかを確認し、必要に応じて修理します。 吸気管に漏れがあると、粉塵がエンジンに直接侵入します。