FKBシリーズは、中程度の粉塵環境に対する2ステージエアクリーナーの製品群です。大型用のプラスチック製および非金属製のフィルターで作られたエアクリーナーは、軽量で効率がよく、取り付けや交換が簡単です。
このメンテナンス情報は、ベストプラクティスガイドとして提供されています。 これは、お使いのエンジンまたは車両メーカーが提供するメンテナンス説明書に代わるものではありません。
ドナルドソンのフィルターメンテナンスインジケーター、メンテナンスゲージ、水圧計を使用して、エアクリーナーの制限を測定します。 制限レベルがエンジンまたは機器のメーカーが推奨する最大値に達した場合、もしくは定期メンテナンスのスケジュールに合わせて、フィルターを交換してください。
Vacuatorバルブを取り外し、ドロップチューブに付いている粉塵をすべて取り除きます。 Vacuatorバルブを再度取り付けるか、摩耗または破損している場合は交換します。
ラッチを外してFKBエアクリーナーのメンテナンスカバーを取り外します。 プライマリーフィルターを取り外すには、フィルターを押して、外れるまで反時計回りに回転させます。 次に、プライマリーフィルターをハウジングからゆっくり引き出します。
注: フィルターをエアクリーナーハウジングから取り外すときに、フィルターから汚染物質が落ちないようにしてください。
次に、安全フィルター(プライマリーフィルターの交換3回ごとに1回交換)またはサポートライナーをまっすぐ引き出して取り外します。 これにより、プライマリーフィルターのシーリング面にアクセスできるようになり、しっかりと清掃できます。
シーリング面とハウジングに破損がないか点検します。 破損がある場合は、エアクリーナー全体を交換してください。
破損がない場合、サポートライナーを交換する必要はありません。 安全フィルターを再利用する場合、ハウジングのメンテナンス中は安全フィルターを清浄に保ち、汚染を防いでください。
注: 安全フィルターまたはライナーが見当たらない場合は、取り外し中にプライマリーフィルターの内側に付いてしまっていないか確認してください。 この小径エアクリーナーを適切にメンテナンスするには、フィルターメンテナンス時に安全フィルターまたはライナーを毎回取り外す必要があります。
インダクションシステムの汚染を防ぐために、シーリング面とロック面を清掃する前に、湿らせた小さなタオルを使用してエアクリーナーのアウトレットチューブをふさいでください。 湿らせた清潔な布で、ハウジングの内側、シーリング面、ロック面を隅々まで拭きます。
注: 内側の清掃を怠ると、再取り付けの際に汚染物質がアウトレットチューブやプライマリーフィルターのシール領域に入り、汚れた空気が漏れる可能性があります。
新しいプライマリーフィルターと安全フィルターを点検して、メディアまたはウレタンのシーリング面に破損、欠損、切れ目、裂け目、へこみなどがないか確認します。
メンテナンス中にインダクションシステムを保護するために使用した、湿らせたタオルをアウトレットチューブから取り出します。 安全フィルターまたはサポートライナーを、固定されるまでしっかりと押して取り付けます。 適切に取り付けられていれば、アウトレットチューブの内側にぴったりと収まります。
新しいプライマリーフィルターを、押しながらストッパーに完全にはまるまで時計回りに回転させて取り付けます。
注: メンテナンスインジケーターを使用せず、スケジュールに従ってフィルターのメンテナンスを行う場合は、フィルターのエンドキャップにメンテナンスの日付を書き込むこともできます。
カバーの「INLET」の矢印を、エアクリーナーのインレットに合わせてください。
カバーをエアクリーナーに無理に押し込まないでください。 余計な力を入れなくても簡単に入ります。
カバーを固定させるラッチを再度締めます。 ラッチが本体とカバーの両方のスロットにはまっているのを確認してください。
注: カバーが本体にぴったり嵌らない場合は、プライマリーフィルターがハウジングに正しく固定されていません。 正しい取り付け手順に従って、プライマリーフィルターおよび安全フィルターの取り付けを再確認して、完全に固定してくだい。
システムに制限インジケーターがある場合は、デバイスをリセットします。
エアフィルターシステム全体のクランプ、ボルト、接続をすべて点検し、トルクをかけます。 配管の穴を確認し、必要に応じて修理します。