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バルク燃料品質問題への対処

最新の高圧コモンレール(HPCR)エンジンは、トラック輸送業界では一般的になってきており、それに伴い燃料の品質問題はますます重要になっています。  「完全にクリーンではない」ディーゼルは、予定外のダウンタイム、メンテナンス間隔の短縮、コストのかかるエンジンのオーバーホールにつながる可能性があります。

今日の低排出ディーゼルエンジンでは、HPCR燃料システムは40,000 psiを超える圧力で燃料を噴射します。 このように高圧にすることで、適切な噴霧化と燃費向上が可能になりますが、これを達成するためには、インジェクターの設計許容差を最小限に抑える必要があります。  このような厳しい許容差により、HPCRインジェクターは、ユニットインジェクターを備えたエンジンと比較して、汚れ、水、堆積物による故障に対してより脆弱になります。 かつての燃料の清浄度検査は目視点検するだけで、「透明で明るい色」というのを標準にしていましたが、 現在では、クリーンでドライ、そして化学的に問題のない燃料でないと、HPCRエンジンに大損害をもたらす可能性があります。 赤血球サイズ(2~5ミクロン)の粒子でも、HPCR燃料コンポーネントを破損する可能性があります。

燃料の品質に問題があることを見極める方法

汚れ、水、化学物質による燃料品質の問題は、通常次のように現れます。

  • エンジンのフューエルフィルターが通常より早く詰まる
  • 時期尚早、頻繁なインジェクターの交換
  • より頻繁な排気システムの再生成

こうした燃料の品質問題の結果、次のようなことが起こります。 馬力や燃費の低下、エンジンオイル分析で「燃料希釈」の陽性反応が出る、ディーゼルパティキュレートフィルター(DPF)の故障が多くなる、インジェクターの交換率が高くなるなど。 部品と作業費を含むHPCRインジェクターの交換は、V6エンジンで1万ドルを超えることがあります。  そして忘れてはならないのは、設備のダウンタイムの間に失われた収益は、実際のインジェクター交換にかかる費用よりも高くなる可能性があるということです。  

燃料の品質に関して何ができますか?

この質問に答えるには、個々の燃料品質問題を具体的に見ていく必要があります。 しかし、「ディーゼルはできるだけクリーンな状態で送られているのではないですか?」という質問が出るかもしれません。 簡単に言えば、答えは「いいえ」です。 ディーゼルの清浄度に関する基準は、特に汚れや水に関しては、今日の新しいHPCRエンジン技術に追いついていません。

ドナルドソンのグローバルセールスマネージャー、Paul Klickは、次のように述べています。「燃料は輸送されるたびに、汚れ、水、化学物質の問題に直面することになります。フリートを保護するためにフリート管理者がとれる最善の対策は、「ハウスキーピング」とセーフガードを設置して、使用に適さないディーゼルを燃焼しないことです。」

つまり、次のことを行ってください。

  • 燃料タンクを点検して清掃する
  • 燃料タンクにフィルトレーションセーフガードを取り付ける
  • 半年ごとにタンクを点検するようメンテナンス計画を立てる
バルクディーゼルタンクの適切なハウスキーピング

75万ガロンのコンクリートで覆われた巨大なものから50ガロンのスリップタンクまで、幅広いサイズのバルク燃料タンクには、通常、底部に少なくとも(平均)1~2インチのスラッジと堆積物が溜まっています。 風で運ばれた汚れや水分もタンクの上部から入ってきますが、貯蔵タンクでは、水の問題が最も一般的です。 水は、バイオディーゼルを不安定にし、グリセリンのフォールアウトを引き起こし、エンジンのフィルトレーションを詰まらせることがあります。 また、インジェクターの燃料噴霧パターンを変える可能性があり、燃料の噴霧化に影響を与え、その結果、馬力が失われ燃費が低下します。  すべての燃料タンク(バルクおよびエンジン上)を点検し、専門の業者に清掃してもらい、タンク下部の「ラグ層」に溜まったスラッジ、堆積物、微生物の成長、水を取り除きます。

貯蔵タンク前、貯蔵タンク中、貯蔵タンク後の問題を取り除く
「所有しているすべての燃料タンクに対して、フィルトレーションが適切に行われているかモニタリングすることはできません。 ドナルドソンでは、高効率のオンボードフィルトレーションから始めるアプローチを推奨していますが、3段階のバルクフィルトレーションでそれを補います。 洗浄、保護、仕上げです。」

ドナルドソン、グローバルセールスマネージャー、Paul Klick

インレットのフィルトレーションマニホールドシステム
納品時にディーゼルを洗浄する

地上バルク貯槽タンクのインレットにある、優れたシングルパスフィルトレーションのマニホールドシステムは、燃料貯蔵インフラへの汚染のリスクを減らし、目標清浄度レベルを維持する役目を果たします。 

熱反応型アドバンスプロテクション(TRAP)ブリーザー
粉塵や水分から燃料を保護する

「貯蔵タンクにクリーンな燃料が入ったら、それを保護する必要があります」とKlickは言っています。 「熱反応型アドバンスプロテクション(TRAP)ブリーザーは、3ミクロンという小さな破片や、大気中の水分がディーゼルタンクに入るのを防ぎます。 ポンプで送り込まれる際にディーゼルをクリーンでドライな状態に保つ努力をしているとしたら、それをそのまま維持するべきではないでしょうか?」  


エンジンに注入する際に仕上げの浄化をする

ディスペンスフィルターは、保管時または燃料の最終輸送に侵入する可能性のある汚染物質を浄化して除去します。

「ここがフィルターを使う最も重要な場所です」とKlickは話します。 「ここは燃料が設備に入る前の最終チェックポイントです。 また、吸水フィルターソリューションを追加して、燃料がクリーンでドライな状態であることを確認し、最新のエンジンでの使用に適合させる絶好の機会でもあります」

ポンプは燃料をフィルトレーションする最も重要な場所です

トラックステーションから燃料を購入する場合は、メンテナンスチームから連絡を入れてもらい、燃料供給業者がエンジンを保護するためにどのような安全対策を講じているか確認してもらいます。 通常バルクディーゼルディスペンシングに必要とされている条件は、低効率の30ミクロンフィルターだと聞いたら驚かれるかもしれません。 前に述べたように、HPCRエンジンには、より高密度のフィルトレーション(2~5ミクロンの高効率)が推奨されています。   さらに、サドルタンクに投入する添加剤の内容と量にも十分注意してください。 多くの場合、燃料は寒冷時に動作できるよう処理済みであり、追加で添加剤を導入すると、燃料品質の問題を悪化させる可能性があります。

予定外のダウンタイムはどの業界においてもコストがかかるものであり、これらの多くが燃料の品質に関係しているのではという懸念が高まっています。 予定外のダウンタイムを回避し、メンテナンス間隔を延長することで、総所有コストを確実に削減できます。 投資に対するリターンを確実に得る方法の1つは、燃料インフラを改善するためにセーフガードを追加することです。

「設備を稼働させ続けるためにできる最善策の1つは、燃焼している燃料ができるだけクリーンでドライな状態であるのを確認することです」とKlickは話します。

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