溶接、プラズマ・レーザー切断

作業員が溶接、プラズマ、レーザーのヒュームにさらされないようにすることは重要です。 利用可能なソリューションは数多くありますが、作業環境に最適なソリューションを見つけることが不可欠です。

ヒュームが危険である理由

溶接ヒューム：

溶接により、さまざまな種類の酸化物粒子を含むガスや煙が発生します。  酸化物粒子に加え、多くのプロセスでは二酸化炭素やオゾンなどのガスも発生します。 換気が不十分な場合、こうしたガスは危険です。 溶接ヒュームにはその他の小さな粒子も含まれています。 粒子のサイズは、ヒュームの毒性に影響を与える場合があります。 粒子が小さいほど危険性は高くなります。 

ヒューム抽出で考慮すべき要素

溶接ヒューム：

プロセスに適した溶接ヒュームコレクター（溶接ヒュームエクストラクターとも呼ばれる）のタイプは1つとは限りません。 さまざまな溶接用途に応じて検討することが必要です。 エアフロー、負荷、ヒュームの特性などの要素を考慮する必要があります。 他にも考慮すべき要素として、次のようなものがあります。

• ヒュームが生成される定格時間、作業頻度、作業慣行（特にプルームと呼吸ゾーンの距離）、換気効果。
  
  
• ヒュームとガスの発生率は、母材、フラックス、フィラーの組成、溶接や切断の速度と深さによって異なります。

換気に関する推奨事項

プラズマ切断、レーザー切断、溶接換気用のフードの設計には多くのタイプがあります。 例を2つ挙げます。 

1. 筐体型フードによる発生源での捕集は、コンタミの制御に最も効果的です。 ただし、アクセスが制限されたり、資材や製品の取り扱いの再検討が必要になったりする場合があります。 別の選択肢として捕集フードがあります。 筐体型ほど効果的ではありませんが、適切に使用すれば十分です。
   
   
2. 全体換気では、部屋全体の空気をろ過して空気中のヒューム濃度を低減させます。 この方法は、発生源での捕集が不可能または実用的でない場合にのみ検討します。 全体換気は発生源でヒュームを取り除くものではないため、作業員の呼吸ゾーンでの暴露を抑制できません。

ドナルドソントリットの粉塵およびヒュームエクストラクターは、作業場に適した換気システムの設計を支援します。 カートリッジ集塵機とヒュームエクストラクターに加え、Donaldson Torit® PowerCore® TG集塵機シリーズもご用意しています。 このシリーズは、超高効率フィルターと「より小さくてよりスマートな」設置面積、業界で最も低いメンテナンスコストという特徴を併せ持っています。 その他の製品については、以下の「製品」セクションを参照してください。