医薬品

製薬、栄養補助食品、化粧品業界では、製造中や包装中に、一般粉塵になり得るさまざまな物を生み出しています。 

用途によっては、他製品との交差汚染、cGMPの問題、医薬品原薬（API）に対する工場労働者の被ばくを制限するための職業ばく露限度などの課題があります。

特記事項

製薬における粉塵の多くは可燃性であり、粉塵を生成または処理する作業では、火災や爆発のリスクを最小化する特別な軽減対策が必要になる場合があります。 NFPA 654などの規格は、これらのタイプの粉塵を生成して処理する作業員のための手引きが記載されています。

また、製薬における粉塵は健康への悪影響が確認されているものもあり、こうした原材料への職業ばく露をOSHAやその他の保健機関が定めるレベル以下に制限するための特別な軽減対策が必要になる場合もあります。

機器オプション

• ステンレス鋼の接触面
• 洗浄/清掃設計
• FDA承認済み塗料

集塵機の設計に関する留意事項

• 集塵機や格納装置の設計や構築では、さまざまな課題への対応が必要です。課題には、粉体の堆積を最小限に抑える構成の決定、集塵機とダクトのシームシーリング、ダクトの取付やシーリングテクニック、HEPAフィルターなどの二次的モニタリングフィルターの使用の検討などがあります。
  
  
• 場合によっては、集塵機から廃棄用貯蔵容器に粉体を搬送する際のダストの放出を低減または防ぐための特殊なシールが必要になります（以下のカスタマイズされた15.2 m/50フィートライナーシステムの動画を参照してください）。

• また、集塵機内の粉体が健康被害を与える可能性がある場合には、フィルター作業中の影響を軽減するために、密閉状態でフィルター交換できる専用の手順が必要になる場合もあります （「動画」のセクションでカスタム密閉フィルター交換手順の動画を参照してください）。

粉塵が発生する可能性のある製薬プロセス