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ドナルドソンのDEFイノベーションが「Tractor of the Year」に貢献

ミネアポリス(2016年3月)— ドナルドソン(NYSE: DCI)は、ドイツのハノーバーで開催された2015 Agritechnica Showにおいて「Tractor of the Year」の「Best Utility Tractor Awards」を受賞したAGCO社に対し、その革新的な技術で貢献しました。

ヨーロッパの23ヵ国から選出された専門審査員により、Massey Ferguson社製5713SLが選ばれました。 賞の決定に際し、この受賞トラクターに標準搭載されているドナルドソン社製オールインワン型コンパクトタイプ排ガス処理装置が、審査員より称賛されました。 トラクターに搭載されているAGCO Power社製エンジンが、Tier 4の最終排出ガス規制をクリアしていることはもちろん、ドナルドソンの革新的なコンパクト設計は、MF5713SLがそのクラスでは最もスリムかつシャープなノーズボンネットを可能にし、優れた操縦性と高い視界性を実現しました。

「AGCO 社の受賞にお祝いを申し上げます。そして、そのすばらしい製品に貢献できたことを誇りに思います。 繊細さと正確さにおいてAGCO社に勝る企業はありません。そして、それは弊社が真に評価している品質でもあります。 トラクター業界における長年の課題について、私たちがソリューションを提案できたことは喜びに堪えません。」

ドナルドソン、Exhaust and Emissions、グローバルディレクター、Noel Brethon

グローバルガイドラインは日々進化しており、エンジン・機器メーカーは、オンロードとオフロードの両方の用途において、排出量の取り扱いに大きな影響を受けています。そのため、排ガス浄化装置はほとんどのディーゼルエンジンにとって不可欠となっています。 これらの装置の初期のバージョンは大型で取り扱いが難しく、ボンネットの下でエンジンに固定されているか、キャブの後ろに隠れていました。 美しい見た目とは程遠く、大きなゴミ箱サイズのものもあり、ユニークな設計が頻繁に求められていたのです。 トラクターのボンネット下のスペースには限りがあり、排出システムの小型化が課題となっていました。

ドナルドソンは、同社のオールインワンのコンパクト後処理システムで対応しました。 ドナルドソンは顧客のニーズに応えるべく、独自の省スペース設計手法で、サイズ・重量・コストを低減化しました。

この高度なドナルドソン技術には、エンジンの排気ガスとディーゼル排気ガス(DEF)を完全に混合させる特別なシステムが使用されています。 選択的触媒還元(SCR)と呼ばれるこのプロセスは、窒素酸化物を無害な窒素と水に変換する効率的な方法です。

つまり、北米とヨーロッパで現在の排ガス規制をクリアしたドナルドソン製オールインワンシステムは、最新のディーゼルエンジンを出力、効率、メンテナンス性、クリアランスおよび視界性の点で、より優れた効果を発揮します。 MF 5713SLの成功により、ドナルドソンはAGCO社より2015年「Supplier Collaboration Award」を受賞しました。

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