ペットフード製造業では、粉塵制御は非常に重要であると同時に、課題でもあります。このような環境の粉塵は厄介なものであるのみならず、製品の品質や従業員の安全性に影響を及ぼし、可燃性粉塵の問題に発展する可能性もあります。粘着性または凝集性の粉塵の性質上、従来型の集塵機では対応できないことがよくあります。

ペットフード製造時の粉塵または扱いにくい粉塵とは、清掃時にフィルターから除去することが難しく、集塵機から除去することも困難なものと定義されます。粘着性の粉塵が発生するのはペットフード加工工場のみに限りません。粘着性または凝集性の粉塵は、穀物、添加物、医薬品、砂、セメント、パーソナルケア製品などを加工する産業でも発生する場合があります。

ペットフード工場では、乾燥した原材料とその加工工程で粉塵が発生します。粉塵は穀物(トウモロコシ、小麦など)、肉(鶏肉、魚など)、添加物(ビタミン、ミネラル)などさまざまなものから発生し、安全面と健康面で害を及ぼす可能性があります。ペットフードそのものは安全ですが、粉塵を吸い込むと肺を刺激し、呼吸器系疾患を誘発することがあります。 

穀物粉塵は、ペットフードの一般的な成分であり、非常に可燃性が高くなっています。発火源があると、空気中に浮遊している粉塵が爆発する危険性があります。

また、過剰な粉塵は食品の汚染を引き起こし、製品品質に影響を及ぼす可能性があるため、食品安全上の懸念も存在します。汚染によってバクテリアなどの有害な微生物が混入し、消費期限が短くなったり、ペットが食品由来の病気にかかったりする可能性があります。また、粉塵はペットフードの味と食感にも影響を及ぼすため、食べやすさにも影響します。

さらに、扱いにくい粉塵には一般的な衛生面での問題もあります。粉塵が装置や表面に堆積すると、バクテリアやその他の汚染物質が繁殖する余地が生まれます。これにより、清潔で衛生的な作業環境を維持することが難しくなり、製品のリコールまたは規制違反につながる場合があります。過剰な粉塵は視界を悪化させる霞んだ環境を生み出し、清掃の負担を増大させます。

ペットフードの粉塵は、粘着性がある、または凝集性(固まりやすい)という特有の問題を引き起こす場合がよくあります。これは、粘着性粉塵、凝集性粉塵、付着性粉塵とも呼ばれます。これにより、従来型の集塵機が効果的に機能することは困難になります。標準フィルターは粘着性のある粉塵により短時間で目詰まりし、効率低下を招くとともに、頻繁な清掃や交換を必要になります。粘着性のある粉塵は、硬化してフィルターに付着するダストケーキになりやすく、パルスクリーニングで取り除くことが困難になります。

軽くてふわふわした扱いにくい粉塵は、パルスクリーニングで除去できても、フィルターにすぐに再付着するため、フィルターを完全にきれいにすることはできません。小さくて均一な粉塵はメディアの深くまで入り込み、扱いが難しい頑固で均一なダストケーキになります。  

凝集性粉塵の管理に役立つ集塵機の機能には、ダウンフローの気流パターンを可能にする高い位置にあるインレット、重い粉塵を落とすバッフルプレート付きの最適化されたインレット、クリーニングがしやすい包絡線形状のフィルター、改良型のパルスクリーニングシステム、粉塵が落ちやすくなるフィルター間隔の拡張、最小限レッジ設計などがあります。この他にも役立つさまざまな機能と設計をご用意しています。詳しくは、ドナルドソンの担当者にお問い合わせください。

凝集性の粉塵でお困りの場合、ドナルドソンにはペットフード製造施設での粉塵対策に特化したソリューション: Dalamatic® G2バグハウス集塵機

Dalamatic G2は特許取得済みのDura-Life™包絡線形状バグフィルターにより、粘着性粉塵にも対応できます。この独自のデザインにより、クリーニングサイクル中にバグが大きく動いて、頑固な粘着性粉塵も効果的に除去できます。それによりフィルトレーション効率の向上、メンテナンス時間とコストの削減につながるほか、最終的に製造環境がよりクリーンになります。

また、圧縮空気の使用は集塵機の運用費用の大きな部分を占めます。Dalamatic G2は圧縮空気の使用量を削減することで、この問題に対応します。これは長期的に大幅なエネルギー節約につながります。ラジアルシールを使ったフィルター設計は、必要な手順を大幅に削減でき、フィルター交換を効率化します。これにより、ダウンタイムの削減と生産性の向上につながります。